変化のステージを進める戦略〜費用対効果分析〜メリット・デメリットを知って実行に移す

費用対効果分析 アイキャッチ

変化のステージを進める戦略〜費用対効果分析〜メリット・デメリットを知って実行に移す

 

前回はロードアイランド大学の心理学者

ジェームズ・プロチャスカウェイン・ヴィライサー

が作成した「変化のステージ」をご紹介しました。

 

変化ステージ アイキャッチ

 

プロチャスカヴィライサー

「変化のステージを提唱しただけではありません」

 

変化のステージを進める方法についても言及しています。

 

 

成長

 

 

その1つが費用対効果分析です!

 

今回は「変化のステージ」を進めていくためのポイント

費用対効果分析を解説します。

 

 

費用対効果分析でメリットとデメリットを比較する

 

習慣を変させにくい原因の1つは

どんな習慣にも「メリットとデメリット」が含まれていることにあります。

 

例えば

 

たてがみ君

「スマホゲームに課金しすぎるのを辞めて貯金を増やしたい」

 

と考えている人がいたとします。

 

悩む男性

 

 

はたから見ると

 

 

お相手

「ゲームに多額の課金をするのは悪いこと」

「貯金を増やすのは良いこと」

 

なので直ぐに行動に移せるような気がしますが、現実はそうなりません。

 

 

それは、ゲームに課金をすることにもメリットがある

貯金をすることにデメリットがあるからです。

 

反対の意見

 

 

すぐに行動して変化を起こせないのは

ことを正しく把握できていないからという要因もあるのです。

 

〜ゲームに課金する費用対効果分析〜

 

ゲームに課金するメリット
  • 興奮や快楽が得られる
  • ゲーム仲間との会話やコミュニケーションが生まれる
  • ゲームの成績がいいと自己満足に浸れる

 

貯金するデメリット
  • 直ぐに得られる快楽が減少する
  • お金を貯める目的がないので動機が薄い
  • 生活水準が下がる気がする

 

このように、まずメリットとデメリットを正しく把握してみましょう。

 

そして費用対効果分析

行動や習慣に対するメリット・デメリットを比較します。

 

 

比較する褒め方はやめよう

 

 

ゲームに課金する費用対効果は瞬間の快楽はあれ、長期的に考えたら

 

  • メリット40%
  • デメリット60%

 

 

貯金することの費用対効果は多少の我慢はあれど、長い目で見たら

 

  • メリット70%
  • デメリット30%

 

このように

成否を判断する手段は、メリットがデメリットを上回っているかを考えることです。

 

必要対効果分析の活用法

 

費用対効果分析を行うためメリット・デメリットを書き出すと

行動や習慣に工夫を加えることができます。

 

If thenプランニングアイキャッチ

 

 

例えば

ゲームに課金をするメリットから新しい行動を考えることができます。

 

たてがみ君
  • 興奮や快楽が得られる→お金を描けず興奮・快楽があるものを探す
  • ゲーム仲間との会話やコミュニケーション→無課金プレーのコミニティーに移る
  • ゲームの成績がいいと自己満足に浸れる→達成感を得られる趣味を探す

 

さらに貯金のデメリットを改善する方法を考えることもできます。

 

お相手
  • 快楽が減少する→投資信託で資産運用してゲーム性をプラスする
  • お金を貯める目的がない→お金の使いみちについて改めて考える
  • 生活水準が下がる気がする→節約や生活術などのスキルを学ぶ

 

費用対効果分析でメリット・デメリットを把握したことで

 

費用対効果を活用!

  • 自分が行動できない理由を取り除く
  • 行動する動機をアップさせる

 

ことに繋がります。

 

費用対効果分析を行う際のポイント

 

費用対効果分析を行う際は

 

ポイント!

  • 長期的な視点も考慮する
  • 複数の場面を想定する

 

の2つがポイントになります。

 

長期的な視点

 

人間は目先の欲求に弱いです。

 

 

たてがみ君

「このままの行動を10年続けたら…」

「行動や習慣を変化させたら数年後どうなるか?」

 

例えば禁煙について考えてみましょう。

 

長期的な視点
  1. 2日でタバコ1箱、だいたい500円
  2. 1週間で3.5箱=1,750円
  3. 1ヶ月で14箱=7000円
  4. 1年で168箱=84,000円
  5. 10年で1680箱=840,000円

 

といった感じです。

 

 

成長する

 

 

全てのものがお金で換算できるわけではありません。

 

ですがメリット・デメリットの把握には

目先のことだけでなく、長期的な視点も取り入れることがおすすめです。

 

また長期的な影響のある決断/選択には以前ご紹介した

プレモータムを活用するのもおすすめです。

 

 

複数の場面を想定する

 

行動や習慣のメリット・デメリットを考える時

ついつい自分についてだけ考えてしまいます。

 

安心する動作

 

 

ですが行動や習慣を変化させた際の効果はもっと幅広いものです。

 

なので

自分以外への影響も考える
  • 仕事全般への影響
  • 人間関係全般への影響
  • 自己管理全般への影響

 

など複数の場面でのメリット・デメリットも考えてみましょう。

 

行動や習慣を変化、もしくは継続させた場合

 

  • 仕事全般

仕事の生産性、職場での人間関係などへ及ぼす影響のメリット・デメリット

 

  • 人間関係全般

家族、友人、恋人、参加しているコミニュティーなどへ及ぼす影響のメリット・デメリット

 

  • 自己管理全般

身体の健康、精神的な健康、娯楽・趣味、充実・成長などへ及ぼす影響のメリット・デメリット

 

などへの影響を想定することがきっと行動への背中を押してくれると思います。

 

まとめ

 

変化や実行が難しい原因の1つである

 

良くない・変えたいと思っていることにもメリットの側面があること

初めたい・実行したいと思っていることにもデメリットの側面があること

 

を意識するのほ効果的な方法だと思います。

 

費用対効果分析を行うことは実行に移す動機を得るだけではありません。

 

何が行動への障害になっているのか

なんで変化でき無いのかに気付く事ができます。

 

気付くことができたら、対策を取ることができます。

今回の内容が少しでも習慣を実行する手助けになれば幸いです。

 

 

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