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瞑想ってどんなもの?知られざる脳への影響とやり方解説!
スティーブ・ジョブズにミランダ・カー
Google社員の10〜15%もの人が取り組んでいる瞑想。
最近では多くの瞑想アプリも登場しています!

現代では何故それほど瞑想がブームなのでしょうか?
実は、瞑想には科学的な根拠や脳への良い影響があることがわかっているのです!
今回は瞑想をする科学的なメリットと行う時の簡単なチェックポイント
注意点などを解説します。
瞑想を心理療法に取り込んだ人!
日本の曹洞宗(そうとうしゅう)に「念(ねん)」と呼ばれる概念があります。
それを1970年代に マサチューセッツ工科大学のジョン・カバット・ジン博士が
「マインドフルネス」と名付け心理療法の世界に紹介したのが科学と瞑想の出会いでした。

1990年頃から多くの大学や研究機関が瞑想とメンタルの関係を調べ始め
ついにハーバード大学が
「28分の瞑想を8週間行えば脳の形が物理的に変わるほど効果がある!」
と結論づけるまでに至りました。
瞑想を行うことのメリット!脳への効果など
更に研究は進み
瞑想は1日10分、もしくは5分であってもいい効果が有ることなどがわかってます。
瞑想のもたらすメリットは様々で
- 副交感神経が整いストレスが減る
- 睡眠の質が上がる
- ネガティブ思考に強くなる
などがあります。

特に瞑想を行うことで脳の血流が良くなり
灰白質(かいはくしつ)と呼ばれる部位が大きくなることがわかっています。
怒りやイライラが消えるわけではありませんが
灰白質はネガティブな感情の処理、感情のコントロールなどに関係しており
瞑想をすることで自然とネガティブな感情を処理しやすい
=ポジィティブな脳に変わっていきます。

その他にも、集中力や理性を司る前頭葉(ぜんとうよう)の働きが良くなったり
「戦うか・逃げるか」などの感情、ストレスホルモン分泌と関連がある
扁桃体(へんとうたい)の暴走を和らげたりする効果も期待されています。
コアな研究だと、肌が綺麗になる、白髪が減る、痩せるなんて報告もあるそうです!
説明がわかりやすく、とても使いやすいのでマインドフルネスを始める最初の本におすすめです!
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瞑想をする時のポイント
瞑想には様々な種類が有ることもご紹介しています!
自分に合ったものを選ぶのがおすすめですが
今回は1番ポピュラーな座ってする呼吸瞑想のポイントをご紹介します。
まずはリラックスして座る
床やフローリングに直接座るよりは、座布団やクッション、ヨガマットなど
リラックして座っていられるものを敷くのがおすすめです。
瞑想用の坐布(ざふ)なんかも背筋が伸びておすすめなようです。
お気に入りのものを敷いたら
なるべく背筋を伸ばして座りましょう
背筋が伸びると吸い込める空気の量が増え瞑想の効果を高めます。

足は瞑想用の組み方も有るようですが、基本的には好きに組んでいいです。
手の位置もリラックスできるならももの上においてもへその前で組んでも、自由で構いません。
目は閉じていてもいいですが、うっすら開けていてもいいです。
ともかくリラックスと背筋を伸ばすのがポイントです。
瞑想スタート
今回は最もメジャーな呼吸に集中するやり方を解説します。
座った状態で深呼吸をしていきます。
その時、呼吸に意識を向けましょう。
鼻の中や、肺に空気が満たされる感覚など、呼吸の感覚が感じやすい場所を探してみましょう。

呼吸の感覚を感じやすい場所が見つかったら、その場所に意識を向け続けます。
その時、力を抜いて「ぼーっ」と呼吸を見つめるような
興味ないテレビをなんとなく眺めているようなイメージで呼吸を意識します。

ここで必ず、呼吸以外のことを脳が考え始めます!
関係ない思考が必ず浮かぶ!
- 仕事のこと
- 瞑想が終わったらやること
- 昨日あった出来事など
呼吸から意識がそれて、別のことを考えていることに気付いたら

「しまった別のことを考えてた!」
「私はなんて集中力が無いんだ!」
「何度やっても別の思考が浮かんでしまう(泣)」
など、自分を責めることなく、気にせずゆっくりと呼吸に意識を戻します。
この「それた意識を呼吸に戻す時」に脳が鍛えられています。

マインドフルネスのポイントでもご紹介していますが
「思考を良い悪いでジャッジしない」が大切です!
まとめ
今回は瞑想のメリットと脳機能の関係などをご紹介しました。
瞑想の効果はこれからもどんどんわかってきそうです。
瞑想は、行った合計時間が大切なようなので
少しずつでも日々積み重ねていくのがおすすめです!