異性へアピールしたい時、上司に認めてもらいたい時、皆さんよく自慢話をしていませんか?
実はそんな自慢話
気をつけないと好かれるどころか相手に悪い印象を与えていることの方が多いのです。
今回は科学的に調べられた、人に嫌われる自慢話し、人から嫌われる話し方を紹介します。
皆さん自分が該当してないかチェックしてみてください!
目次
今すぐやめよう!人から嫌われる自慢話の特徴/嫌われる話し方や仕草を解説
まずは日常生活でついやってしまいがちな嫌われる自慢の仕方を紹介します。
もし皆さんが該当していればこれから注意して話してみてはいかがでしょうか。
嫌われる自慢話・ハンブルブラッギング
ユトレヒト大学が行なった研究「他人への印象が悪い人がやりがちなミス」
の中で指摘された自慢の仕方それは「ハンブルブラッギング=謙遜を使った自慢」です。
相手に良い印象を与えようとして行なってしまうことが多い話し方。
悪気が無いのに他人を嫌な気分にさせてしまう可能性があるので気をつけましょう。
特に相手の賞賛が大きすぎて身に余る時は、バランスを取ろうとして謙遜してしまうことが多いです。
賞賛されたら「ありがとうございます」か「嬉しいです」と言う方がまだ良いようです。
嫌われる自慢話・間接自慢
ハーバード大学が「さりげない自慢」の効果を調べた結果
直接自慢したり、ネガティブな発言より評価が低かったのがこの間接自慢です。
それとなく、さり気ない、匂わせるような間接的な自慢。
間接自慢をするなら直接自慢をするほうがまだましです。
ハンブルブラッギングと合わせて注意しましょう。
人から「凄い」と言われたい、思って欲しい時に発動してしまいます。
ですのでアピールしたい異性に発動してしまう場面などが想定されます。
見事に逆効果という結果で、私ももっと早く知りたかったです。
「いつも芸能人と間違われてうざいんだよね〜(容姿の自慢)」
「すっぴんで歩いてたのにスカウトに声かけられたんだ〜(容姿の自慢)」
「あの人専門家なのに私が〇〇について質問しても答えられずに困ってたんだよ!笑(知識の自慢)」
「全然勉強してなかったし、前日もほとんど寝てなかったからこの点数でラッキー(地頭の良さを自慢)」
誰が見ても痩せてるのに「まじ太ったー豚さんになっちゃう〜🐷」(痩せてる自慢)
伝え方が9割
嫌われる自慢話・ネームドロッピング
チューリッヒ大学が指摘する嫌われる自慢、それは
会話の途中に有名人の名前を吹きこぼすように出して、さりげなく自慢する方法。
その名もネームドロッピングです!
この話し方には更にデメリットが報告されています。
それは自慢した本人の能力が低いと判断されるという面白い現象です。
実験で、有名テニスプレイヤーのロジャーフェデラーと知り合いだと話した人は
「能力が低く」更には「スポーツが下手そうだ」と判断される傾向がありました。
虎の威を借る狐(とらのいをかるきつね)
ジャイアンの後ろに隠れるスネ夫
力を持つ、有名人と知り合いだと自慢することで「お前がすごいわけじゃないから!」
という相手の気持ちを呼び起こしてしまう危険性があります
ネームドロッピングをよくする人が居ました。「お前は凄くないだろう」と突っ込みたかったのを覚えています。
ですが「俺の母親同級生に〇〇」が居たんだって!っと驚きながら言われた時は素直に共感できました。
驚きを持って話せれば悪印象も幾分かマシなのかも知れません。
「俺の大学の卒業生に〇〇がいる」「〇〇と地元が同じ」「俺の母親の兄の友達が昔〇〇と仲良かった」
他人とうまくやっていく
嫌われる自慢話・ハブリス
ユトレヒト大学が行なった研究「他人への印象が悪い人がやりがちなミス」
の中でもう1つ報告された自慢の仕方それは
「ハブリス=人との比較を使った自慢」です。
例えば「俺に任せとけば上手く行ったのに」のように自分の有能を他者と比較した自慢で
直接「俺は有能だ」と自慢するより印象が悪くなります。
しかも、この自慢を聞かされた人は自分の評価も下がったような印象を受けるそうです。
「あの人が説得しても受け入れてもらえなかったのに、私が頼んだらすぐ承諾してもらえたの」
「あいつより俺の方が、もっと良い店知ってるよ」
「俺が監督だったらあそこで選手交代させてたな」
嫌われる話し方
嫌われる話し方は沢山あります。
今回は仕草と、現代的なついやってしまう悪印象な習慣
長い関係、夫婦、家族のように親密になった時ほど行ってしまう話し方について紹介します。
人は話し方が9割
嫌われる仕草
相手の話をきくときに顔をこまめに触る、体が出口の方を向いている
身体を相手と逆に傾けるなどは退屈の合図。
話に興味がない印象を与えてしまいます。
逆に興味を示したいときは細かく相槌を打ったり、相手に対し少し前傾姿勢をとり
前回の記事でも紹介している「アイブローフラッシュ」などを行いましょう。
人は相手を疑う時、騙されていると感じる時、本心じゃないと感じる時
以下の点の矛盾を感じ取っています。
- ボディーランゲージ(表情も含む)
- 声のトーン
- 会話の内容
相手が不快に感じる時は、この3点に一貫性が感じられない場合です。
3点に一貫性のない行動の例
- 声は笑っているが目が笑っていない
- 深く謝罪しているが会釈ほどしか頭を下げない
- 相談に乗っているようで携帯を操作している
相手に与える印象は
ボディーランゲージや表情が最も強力で次に声のトーン
そして会話の内容の順になります。
相手を褒める時、謝罪する時などは会話内容以外の要素も全て同じになるように心がけましょう。
嫌われる話の聞き方・ファビング
ベーラー大学の報告によると、現代で人間関係を壊す行為、それがファビングです。
ファビングとは「会話中にケータイやスマートフォンを使ってしまう」行為を指します。
ただ会話中に使うのをやめれば良いかと言うと、それだけだはなく
- 相手に見えるところにスマホを置く。
- 手に持っているスマホに視線をやる。
全てがファビングに該当します。
大切な人と過ごす時はスマホを完全に見えないように
ポケットやカバンの中にしまっておいた方がよさそうです。
ファビングの存在を知ってから
相手にファビングをされると確かに嫌な気分になることを実感できます。
嫌われる話の聞き方・デマンドウィズドロー
インディアナ大学によると
恋人や家族関係や親子関係までめちゃくちゃにする効果があると言われる行為。
それが「デマンド(要求)+ウィズドロー(そらす)」です。
相手の言った不平や不満を、受け止めることなく話をそらしたり、沈黙でスルーすること。
お母さんが言ったことに、お父さんが背を向け、新聞を読みながら適当に返事をする。
こちらが真剣に話してるのに「はいはい」と軽い返事しかしない
など皆さんも思い浮かぶ場面があると思います。
会社や集団内で、部下や後輩が未熟なことを要求してきても軽く流すのはお勧めしません。
また、家族や恋人など、長く一緒にいる信頼する相手に軽い気持ちで行ってしまうと
想像以上に嫌われるのでやめましょう。
まとめ
日常生活でついついしてしまいがちな嫌われる自慢話や話し方を紹介しました。
自慢や話し方についてまとめると
まとめ
- 自慢はしないのがお勧め
- 自慢するなら変化を加えず、直接的な自慢がお勧め
- ケータイや仕草も相手に影響を与える
しかし、社会では時に自慢や自己アピールもしないと舐められたり、評価されにくい場面もあるかもしれません。
「上司の自慢話も今まで散々聞いてきたんだから、私も少しは聞いてもらいたい」と言う方もいると思います。
と言うわけで、下の記事では好印象を与える上手な自慢術を紹介しています。↓
実際の活用体験
この活用体験は、私が今回紹介したテクニックを使うときに心がけていることや、使ってみた個人的な感想文です。皆様の活用に生かして頂けると幸いです。
「心理テクニックを学ぶ事についての葛藤(>_<)」正直な話、私も初めの頃は心理学に対して、特に仕草や話し方に関するテクニックには良いイメージがありませんでした。
皆さんも胡散臭いとか、コントロールされるから怖いとか、詐欺師みたいとか感じたことはありませんか?
自分が普段しないような言動を意識的に行なって、相手をコントロールするような行為は卑怯で心からのコミニケーションの妨げになると私も感じていたのです。
しかし面倒な相手や、対話に自信が持てない時などはこれらのスキルに頼ることも結構ありました。
しかし、それらのテクニックは全く効果を発揮するどころか、逆に相手に嫌な思いをさせているように感じました。
しばらくスキルやテクニックを使い続けていたある日、私はプロ野球を見ていてハッと気づいたのです。
「テクニックは実際コミニケーションのベースにしかならないんじゃないか!?」という事に!
そうなんです。
いくらこういう仕草が良いとか、話し方が良いと言われても、実戦で使う時にはその人のカラーにしないと使い物にならないのです。
それは野球やゴルフにスイングの基本動作があっても、プロたちはみんな様々違うフォームでスイングのと同じだと考えました。
私は綺麗に字のかける鉛筆の持ち方を教わっただけの小学生みたいなもので、字を書く練習も、実際になんて字を書くか考えることもまだ初めていなかったのです。
その事を意識しだしてから、仕草や話し方のテクニックを学んだり練習したりする事は、自分の気持ちや姿勢を正しく相手に伝えるための行動に変わりました。
教えてもらった基本を自分にあったフォームに変える、繰り返し練習する、成果が出ているかは自分ではよくわかりませんが本を読むのも初対面の人と話すのも前より楽しく感じるようになりました。
また今回のように人を嫌な気持ちにさせてします言動の研究などでは、高確率で自分がしてしまっている行動があります。
人に影響を及ぼす、好印象を与える、その前に己の行動を悔い改め気持ちよくコミニケーションを取るためにも心理学や脳科学は必要だと感じるようになりました。
相手に傷つく事を言われたり、嫌な事を言われた時も、その発言の裏にある心理動作を理解した方が幾分か柔らかく受け取ったり解釈することができると思っています。
子供がスポーツ選手「いや〜うちの子、頭は悪いのに運動だけは少し得意なんですよ」
めっちゃ難しい事をして「いえいえ、少し練習すれば誰にだってできますよ」
事前に相当リサーチしておいて「今回は少しラッキーだっただけです」