社会で暮らしてる以上、人とのコミュニケーションは避けようのない課題です。
自分が苦手だと思ってるタイプの人とも話さなくてはいけない場面なんて毎日のようにあります。
そんな相手とも嫌われることなく友好な関係を築きたいものです。
今回は褒めを使ったコニュニケーション術と注意点をご紹介します。
目次
苦手な相手とのコミュニケーション方法!褒めるテクニックと注意点
苦手なタイプの人とのコニュニケーション方法は心理学の世界でも多く研究されています。
苦手なタイプの相手ともコミュニュケーションは取れます!
今回はその中でも「褒める」に着目して、相手を褒めるメリットや絶対に守るべき注意点、異性にも使える細かいテクニックを紹介します。
相手を褒めるメリット
そもそも相手を褒めるメリットは何なのでしょうか?
色々思い浮かびますが心理学的な観点からまとめると
メリット
- 人はおだてに弱い/人脈
- 脳がポジティブな情報を集める能力を鍛える
- 脳の自発的特徴変換機能
- 敵を作らない
これらメリットを一つずつ解説していきます。
人はおだてに弱い/人脈
まず「人はおだてに弱い」です。
これは皆さんが思っているより効果が高く、お世辞だとわかっているような褒め言葉でも人は嬉しく感じて相手に好印象を持ちます。
人は自分を理解してくれる相手、自分の仲間を嫌うにはとても抵抗があるのです。
また苦手な相手とでも仲良くなっておけばその人脈には価値があり、いずれ自分を助けてくれる恩恵があるかもしれません。
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脳がポジティブな情報を集める能力が鍛えられる
「脳がポジティブな情報を集める能力」脳は使えば使うほどその分野に強くなります。
ですがネガティブな能力を鍛えてしまっている人が意外と多いです。
苦手な人と会った時、その人の嫌なところ、欠点、問題点、駄目なところばかりを見つける癖がついている人は、他人の粗探しがどんどん上手になるよう脳を鍛えているようなものです。
ですがその能力は、鏡の中の自分にも、人生のパートナーにも、我が子にさえ向けられます。
鍛え上げた能力はいずれ大切な人や自分自身に牙をいてしまうのです。
人を褒めるのが苦手な人はいますぐに脳を良い方向へ鍛えなおしましょう!
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脳の自発的特徴変換機能
「脳の自発的特徴変換」とは第三者の話をしている人を見ると、話している人がその第三者の特徴を備えているように脳が認識する心理現象のことです。
例えば、Aさんが「Bちゃんて凄く家庭的で思いやりのある優しい子なんだ〜」とCさんに話したとします。
すると話を聞いたCさんの脳内では自発的特徴変換が起き、話をしたAさんの事も「家庭的で思いやりのある優しい子」だと思う心理現象が起きるのです。
実際に海外での大規模な研究では初対面の印象が良かった人の特徴として「第三者を褒めていた」という報告があります。
褒めることは本人以外にも幅広くあなたの印象を波及させる効果があります。
ただ気をつけて欲しいのは自発的特徴変換は悪口や陰口などでも起こります! 悪口を周りに話しまくる人は、印象を自ら下げてしまっているので注意しましょう。
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敵を作らない
友人や同僚と上手にコミニケーションが取れないのも辛いものですが、上司の場合はもかなり困ることになります。
場合によってはパワハラを受けてしまったり、あなたの組織での昇進や収入にも関わってくる場合があります。
上司とのコミニケーションテクニックも様々ですが上司の褒め方のコツや注意点などこちらの記事で詳しく解説しています↓
異性を褒める時のテクニック
女性は細かい変化を見てくれている男性を好むと思っている人が多いですが、容姿や外見ばかり褒めるのはあまり得策とは言えません。
特に美人は外見を褒められ慣れて、むしろ褒められ疲れているのでほとんど心に刺さりません。
なるべく相手の能力や性格などを褒め、会話の中でそれにまつわる苦労や経験をなどを褒め共感しましょう。
どうしても外見や髪型、服装などを褒める必要がある場合、それらを選んだセンスの良さや、それらによって引き立つ内面に言及しましょう。
逆に出会って16カ月以上経過している場合、お互いのことをよく内面まで知り合った関係、夫婦間では外見を褒めると効果的です。
女性が男性を褒める場合は「凄いですね」や「そんなことできるんだ!」などが有効です、他の男性より優れていると認めてあげましょう
また褒めるときや相槌を打つ際は「アイブローフラッシュ💖」と呼ばれる表情を作りましょう。
相手にとても興味を持って話を聞いている印象が与えられます。ビジネスや日常会話でも使えます。
画像を使って外見から中身を褒める練習をするのもお勧めです。
これはやってみると意外と難しいので、皆さんも下の画像のどちらかの女性を試しに褒めてみましょう。練習しないととっさに褒めるのは難しい事が分かると思います。
テクニックと言っても相手の気をこちらに向けさそうなどコントロールを目的とせず、こちらの好意を正確に伝えるための手段として活用することを強くオススメします。
他人とうまくやっていく
相手を褒める時絶対してはいけないこと
人を褒める際に絶対してはいけない方法があります。
それはバックハンドコンプリメントです。
オランダのユトレヒト大学が100件を越す過去の心理学データーから「他人への印象が悪い人がやりがちなミス」についてまとめたレビュー論文が発表さえれました。
その中で「他人に良い印象を与えようと思ってやってることが裏目に出てる」行動が4つ報告されその一つが
バックハンドコンプリメント=「誉め殺し」だったのです!
今回の記事と反する報告のようですが詳しく説明します。
この二つは「バックハンドコンプリメント」として相手の印象を下げてしまいます。
特に後者は「あーこの人は社会的な地位を気にしてるんだな」と相手に思わせてしまします。
特にこれからの時代気をつけなくてはいけないのは「女なのに」「男だけど」などジェンダーについてだと思います。
先日女子サッカー選手のリフティング動画を見ている時、一緒にいた人が「女なのに上手いな」と言いました。
これは一見褒めている様に聞こえますが「女は男ほど運動能力に長けている訳ではないのに」と言う枕言葉を聴く側に連想させてしまいます。
彼女が自由にボールをコントロールできる事に対しての驚きや、スキルを習得するまでに積んだ苦労を称賛するだけで良かったでしょう。
まとめ
今回は褒めるメリットや異性に対しての褒めるこつ、やってはいけない褒め方などを解説しました。
是非日常生活で活用してみてください。
まとめ
- 褒めるメリットは人脈の形成、脳の機能、心理学的な周囲への波及効果。
- 初対面の女性に対しては内面の魅力や能力を、男性に対しては周囲と比べて優れている点を褒めましょう
- 皮肉になるまで褒めちぎったり、社会的な地位や性差、年齢を比較して褒めるのはやめましょう
①英語が上手な人に対して「英語お上手ですね!ネイティブ以上じゃないですか」など過剰に褒めて皮肉に近く褒めちぎるパターン
②「バイトなのに仕事ができるねー」「若いのにしっかりしてるね」「女性なのに頼もしいね」など社会的地位を強調して褒めるパターン