眠れない原因はなんだ!?不眠になる5つの主な原因を解説!

不眠の5つの要因アイキャッチ

 

誰でも眠れない夜を過ごしたり、朝早く目が覚めてしまったことがあると思います。

翌日に大事なテストや試合がある緊張や、枕を変えたなどの環境変化。

 

不眠には色々な理由が考えられますが、大きく分けると眠れない原因は主に5つです。

この5つを知っていれば対応出来たり、ある程度割り切れて悩まずにすむ場合もあると思います。

 

皆さんが眠れなかった原因はどれに該当していますか?

眠れない原因はんだ!?不眠になる5の主な原因を解説!

 

早速、不眠の5つの原因を紹介します。

 

眠れない5つの原因
  • 身体的疾患に伴うもの(Physical)中枢神経疾患、循環器疾患、呼吸器疾患など
  • 生理学的不眠(Physiologic)時差ボケ、交代勤務、短期間の入院など
  • 心理学的不眠(Psychologic)精神的ストレス、喪失体験、恐怖体験など
  • 精神疾患に伴うもの(Psychiatric)うつ病、統合失調症など
  • 薬理学的不眠(Pharmacologic)アルコール、向精神薬、降圧薬、インターフェロンなど

 

それでは一つずつ解説していきます。

 

グリシン アイキャッチ

 

身体的疾患に伴うもの

 

身体的疾患に伴う不眠、つまり眠れないなーと思っていたら、身体に問題がありましたと言うパターンです。

 

簡単に言うと

 

  • 中枢神経疾患=脳の神経の問題
  • 循環器疾患=⾎液を全⾝に循環させる臓器である⼼臓や⾎管などの問題
  • 呼吸器疾患=呼吸に関わる肺とか気道などの問題

 

中でも皆さんに一番身近なのは睡眠時無呼吸症候群だと思いますので、少し解説したいと思います。

 

睡眠時無呼吸症候群

 

睡眠時無呼吸症候群は欧米では肥満体質の人が寝ている際に脂肪で気管を圧迫されて起こることが多いです。

 

しかし、顔が平たく、下顎が奥まり、気道がもともと狭い日本人は痩せていても睡眠時無呼吸症候群になります。

 

睡眠時無呼吸症候群

 

肥満の中年男性の睡眠障害のイメージが強いですが、実際は老若男女、子供でも発症するケースがあります。

 

睡眠時無呼吸症候群は様々なトラブルを引き起こします。

 

睡眠時無呼吸症候群のリスク
  • 日中にすごく短く、意識が飛ぶような居眠り(マイクロスリープ)が頻繁に起きる
  • 肥満、高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクを高める
  • 疲れが取れない、自律神経、ホルモン、免疫が正常に働かなくなる
  • 重症の場合、放っておけば約40%が8年以内に死亡する。

かなり衝撃的なライナップですね。

 

睡眠時無呼吸症候群は、マウスピースで気道を広げたり、CPAP(経鼻的維持陽圧呼吸療法)という器具の装着など治療は比較的簡単です。

 

気になったら早めに専門機関を受診しましょう。

 

睡眠時無呼吸症候群の危険信号=イビキと呼吸停止

 

大きなイビキをかいて、よく息が止まっているならそれは睡眠時無呼吸症候群の危険信号です。

 

健康な人でも睡眠中たまに呼吸が止まるのは珍しいことではなく「10秒間の呼吸停止が1時間に5回程度」であれば問題ないとされています。

 

いびきは危険

 

これが睡眠時無呼吸症候群の場合「1時間に15回以上」多い人では60回近く止まる方もいて、そうなると何時間寝ても眠った気はしません。

 

イビキ自体も睡眠中に口呼吸になっている証拠です。

 

口呼吸は眠りの質を低下させるので口にテープを貼ったり、腹式呼吸を習慣化するよう心がけたりしましょう。

 

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生理学的不眠

 

時差ボケ、交代勤務、短期間の入院などは環境変化と体内時計に関わりが深い項目です。

 

時差ボケは1日1時間ずつしか改善されません。

 

そのため7時間の時差がある場所に旅行に行けば、完全に体内時計が調整されるまで1週間かかります。

 

時差ぼけにはサプリ

 

早めに調整したい時にはしっかりと朝日を浴びたり、メラトニンサプリを使ってみるのがお勧めです。

 

 

 

また朝日を浴びないことや、夜強い光、スマホやテレビのブルーライトを浴びてしまうことも不眠の原因になります。

 

ブルーライト対策

 

心理学的不眠

 

不安や緊張などの心理学的不眠は皆さん体験があると思います。

 

大事なプレゼンの前や、恋人に振られてしまった時、転勤して新しい職場に慣れるまでなどです。

 

喜怒哀楽コントロール

 

不安をコントロールする方法や、瞑想でストレスに強い脳を鍛えたり、運動で発散したり、脱フュージョンしてから対策を考えたり。

 

 

心理学的不眠は私達をとても悩ませる要因ですが、対策も豊富に研究されている要因でもあるので安心して対策に取り組みましょう。

 

精神疾患に伴うもの

 

睡眠はスリープサイクルと呼ばれる周期があります。

 

一般的に寝始めてから10分程で眠りにつき、そこから90分程の深い眠りが来た後、浅いねむりが訪れ、また深い眠りへを4周期ほど繰り返します。

 

眠りのサイクルは波のよう

 

浅い眠りにも重要な役割があるのですが、一番初めの深い眠りがとても大切で、その一番目の深い眠の質がその後の睡眠全体の質を左右するのです。

 

それがうつ患者の場合、最初の浅い睡眠が90分よりもっと早く来てしまいます。

 

もとスタンフォード大学医学部精神科教授で睡眠生体リズム研究所所長の西野精治さんは著書の中で

「私はうつ病では最初の深い睡眠の質が悪いと思っている。つまり最初の90分の質が悪い事で、気分・体調・自律神経が整わない、典型的な例がうつ症状なのだ」

と述べています。

 

スタンフォード式 最高の睡眠

 

睡眠障害は精神疾患のリスクを上げ、精神疾患も睡眠の質を下げる

 

お互いに関連しているんですね。

 

薬理学的不眠

 

アルコールやカフェイン、ニコチンなどの薬物や刺激物は眠りの質を下げます

 

アルコールやニコチンが切れたタイミングで目が覚めてしまうこともありますし、カフェインは完全に代謝するまで10時間近くかかります。

 

カフェインにも注意

 

カフェインは最近ではエナジードリンクなどにも多く含まれているので摂取量と時間を調整しましょう。

 

また心臓病や高血圧、喘息の一般的な処方薬、市販のせき咳止めの漢方薬、風邪薬、アレルギー薬には睡眠を妨げる成分が入っていることもあります。

 

不眠に悩んだ場合にはいつも飲んでいる薬に眠れなくなる成分が入っているか、服用時間をずらせないかなど、医師か薬剤師に相談しましょう。

 

まとめ

 

不眠は現代病で日本でも20%以上の方は不眠を実感しています。

 

不眠の原因を素人が判断するのは難しいですし、原因が一つででなく複数関わっている場合もあると思います。

 

しかし主要な要因や原因を知り、対策を講じる事ができるという希望、改善への期待だけでも心が少し軽くなるように感じるのは私だけではないと思います。

 

皆さんの睡眠改善に少しでも役立てば幸いです。

 

不眠の主な原因は5つ

  • 身体に関わる問題
  • 環境に関わる問題
  • 心理に関わる問題
  • 精神に関わる問題
  • 薬物に関わる問題

 

 

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