価値を 基にゴールを設定!SMARTなゴール設定術
これまで価値を見つけだす質問テクニック、価値観リスト、価値と目標の違いといった内容を解説してきました。
さらに目標の立て方では、MACの原則や、長期目標は価値を基準にしようといった内容をご紹介しました。
そして今回は価値を基にゴールを設定するSMART(スマート)な方法をご紹介します。
今回ご紹介する方法を行う事で、生活領域の選択や、価値の明確化、ゴール設定の助けにもなります。
さらに価値を基準に長期目標を設定し、それに基づく中期、短期のゴールを設定する事で、価値にともなった人生の行動を増やす事ができます。
早速初めてみましょう!
価値を 基にゴールを設定!
価値に基づくゴール設定は3つのStepに分かれています。
- 生活領域の選択
- SMARTなゴール設定
- 期間別のゴール設定
それでは早速初めてみましょう。
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Step①生活領域の選択
まず、どのような生活領域で価値やゴールにそった行動を起こしたいのか選択します。
以下に代表的な領域をご紹介しますので1つが2つ選んでみましょう。
代表的な生活領域仕事/健康/教育/社会生活/子育て/パートナーとの親密な時間/家族/精神活動/地域活動/環境/余暇/人間的成長/
「仕事をする事で人間的に成長する」のように価値が領域を跨いでいる時は二つ以上選んでも構いません。
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Step②SMARTなゴール設定
SMARTなゴール設定とは、それぞれの頭文字を意識したゴールになるように心がけることを意味しています。
次の5つの項目を満たすことで、価値に基づいたゴール設定に近づきます。
- S=Specific(具体的)
いつ、どこで、誰と、何をするのかを具体的に決めましょう。
例えば「余暇を充実させたい」では具体性が足りません。
「週に一度、三時間は没頭できる趣味をパートナーと見つける」なら具体性が増しています。
ゴールが達成できたのかすぐ判断できるようにしましょう。
- M=Meaningful(有意義)
規則に従った、誰かの指示、他人を喜ばせるため、苦痛を避けるためではなく、自分の価値に基づいたゴールなら有意義な内容になっているはずです。
ゴールから意味や目的を感じられるか、本当に価値に基づいているか確認しましょう。
- A=Adaptive(適合性)
あなたが立てたゴールに向かって進めば、予測できる範囲で人生の質が向上し、より豊になるか考えてみましょう。
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- R=Realistic(現実的)
ゴールは現実に達成できるものでなくてはいけません。
健康状態、経済状況、スケジュール、自分の能力などを考慮して設定しましょう。
完璧にこだわってしまう人は、セルフコンパッションなどで完璧主義対策を行いましょう。
- T=Time-framed(時間と期間が決まっている)
ゴールをより具体化するために、達成予定日と所要時間を設定しましょう。
それができない場合はできるだけ正確なスケジュールを立ててみましょう。
期間別のゴール設定
期間別のゴールを設定します。
例として、あなたが生活領域で「健康」を選び「週に3回、1回1時間のジム通い」を目標に設定したと仮定してみましょう。
- すぐに達成できるゴール(単純で、簡単で、24時間以内にできるような小さなこと)
例:ネットで近くのジムを検索する、ジムに通っている友人にLINEで聞いてみる、見学の予定を組む
- 短期のゴール(数日から数週間で達成できること)
例:ジムに通う服などを揃える、基本的なトレーニング法やサプリについて調べる、習慣にできるように習慣テクニック実践する、上級者に指導を頼む。
- 中期のゴール(数週間から数ヶ月で達成できること)
例:初期から行っているトレーニングを発展させる、SNSでトレーニングコミニティーを作る、三ヶ月で1.5kgの現実的な減量。
- 長期のゴール(数ヶ月から数年で達成できること)
例:来年の夏は友人と海水浴に行く、フィジークの大会に出る
頭の中で処理するより、できるだけ紙に書き出すことをお勧めします。
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まとめ
今回は価値を基にしたゴール設定術をご紹介しました。
今回の内容で直ぐに取り組め始める人もいれば、改めて考えたり、現状を把握して現実的な目標を立てるのに時間がかかる方もいると思います。
さらには現実不可能な目標を立ててしまったり、現実とのギャップや現状を変えることに苦しみを覚えたり、価値だと思っていたものが本当は違っていたりすることもあると思います。
それらの価値に基づいたゴール設定を妨げるもの対策も次回解説したいと思います。
まとめ
- 生活領域の選択は価値を基に行う
- SMARTなゴール設定でゴールを見直す
- 期間別のゴール設定を行う